「3S1K」とは文京区にある誠之(せいし)小学校・千駄木(せんだぎ)小学校・昭和(しょうわ)小学校・窪町(くぼまち)小学校の頭文字をとった通称です。私立中学への進学率が高い文京区の小学校の中で人数の多い上位4校です。
・子供たちによりよい環境で勉強させたい…
・「3S1K」どこの小学校に通わせたらいいか分からない!
・結局「3S1K」何を基準に選んだらいいの?
こんな悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。2024年に地方から文京区に引っ越してきて子供が「3S1K」に通っている私が解説します。引っ越す際に悩みましたが、子供たちは文京区立窪町(くぼまち)小学校に通っています。(窪町小学区に住んでいます)最終候補は誠之(せいし)小学校の学区に住むのと迷いました。
私が「3S1K」の中でなぜ窪町小学校に選んだ理由を解説します。
「3S1K」公立小学校の授業内容は同じ
上記の内容で「3S1K」の授業内容やイベント、特徴について説明しましたが、公立小学校なので授業内容は同じです。実際私の娘たちは岡山の公立小学校から転校しましたが、授業内容の差異は感じませんでした。クラスの雰囲気やルール、休み時間の過ごし方、行事は違うようですが、授業内容は変わりません。
なぜ窪町小学校を選んだのか?
私たちが窪町小学校を選んで引越しした理由は5点あります。
- 文京区は私立中学への進学率が一番高く49.5%と半数に近い
- 中学受験に特化した有名塾がたくさんある
- 窪町小学区の住み心地が良さそう
- 丸の内線近くで通勤に便利
- 自分好みの物件と出会えた
「3S1K」は文京区の中でも人気のエリアになり、家賃は文京区の中でも高いです。実際どの小学校を選んでも、どこの「3S1K」を選んでも学力差は生まれないならば、そこに住む必要はありませんが私たちは窪町小学校学区に住みました。
文京区は私立中学への進学率が一番高く49.5%と半数に近い
文京区は私立中学への進学率が23区の中で一番高く49.5%と半数に近いため、まず「3S1K」に関わらず、文京区内に住みたいなと思いました。
東京23区公立小学校の私立中学進学率ランキング
- 文京区 49.5%
- 中央区 43.1%
- 港区 42.5%
- 目黒区 39.4%
- 千代田区 37.5%
※私立中学進学率=令和5年の私立中学進学者数÷令和5年の小学校卒業者数で算出
令和5年度 公立学校統計調査報告書【公立学校卒業者(令和4年度)の進路状況調査編】|東京都教育委員会ホームページ (tokyo.lg.jp)
どこの公立小学校を選んでも、学力差は生まるはずがないのにこのような結果が生まれるのは、3S1Kが人気で、わざわざ他エリアから引っ越しをしてまで入学したいというファミリーもおり、中学受験を考えている勉強熱心なご家庭が多く入学するためです。また東大が近く、東大出身の親御さんもいます。エリア全体の人々の教育意識が高いです。
中学受験に特化した有名塾がたくさんある
有名中高一貫校に入れるためには中学受験塾通いが必須です。(塾通いなしで受かってしまうお子さんもいるらしいですが、ほとんどいないと思いましょう。)窪町小学校がある茗荷谷駅は中学受験に特化した有名塾(SAPIX、早稲田アカデミー、栄光ゼミナール)がたくさんあります。誠之(せいし)小学校・千駄木(せんだぎ)小学校・昭和(しょうわ)小学校の最寄り駅には有名受験塾はありません。私たちは中学受験をすることを前提で文京区に越してくる予定でしたので、わざわざ電車に乗って塾通いするより、家の近くにあったほうが子供たちの負担も少ないだろうと考えました。
窪町小学区の住み心地が良さそう
実際物件を見に行った時に駅から道のりがとても綺麗で閑静な住宅街ですが、買い物には困らない程度に店はあります。落ち着いて住めるなと感じました。また教育の森公園や小石川植物園もあり、緑の少ない都内でも、子供たちがたくさん遊べるだろうなと考えました。
アクセスが東京メトロ丸の内線で便利
主人の勤務先に行くのに丸の内線で行くのに便利でした。勤務先や他の兄弟の通学、よく行く場所に便利な場所の方がいいですよね。
小学校名 | 最寄り駅 |
---|---|
誠之(せいし)小学校 | 都営地下鉄三田線 白山駅 徒歩7分 東京メトロ南北線 東大前駅 徒歩7分 |
千駄木(せんだぎ)小学校 | JR山手線田端駅 徒歩10分 |
昭和(しょうわ)小学校 | JR駒込駅 徒歩7分 |
窪町(くぼまち)小学校 | 東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅 徒歩3分 |
自分好みの物件と出会えた
「3S1K」の学区内に自分好みの物件があるかも重要なポイントになります。「3S1K」の学区内の賃貸物件は大変人気です。どのくらい人気かというと、物件の空き情報が不動産会社に入って1時間以内に「仮押さえ」が3件入るくらい人気です。
文京区の区立小学校には、原則通学区域内でなければ通うことができません。小学校入学までに時間がある人やお金に余裕のある人は小学校を選んでからでも充分物件探しも間に合いますが、転勤などで急な引越しの場合は物件次第で小学校が決まることも多いでしょう。また学区にこだわるのであれば、物件のこだわりを捨てざるをえないかもしれないです。
自分好みの物件と出会えることも小学区選びのポイントになるでしょう。
なぜ誠之小学校を選ばなかったのか?
誠之小学校を選ばなかった理由は第六中学校から日比谷高校の進学率に魅力を感じなかったからです。
誠之小学校は「3S1K」の中でも一番人気があると言えます。その理由が、同じ学区にある公立の文京区立第六中学があるからです。
第六中学校は、誠之小学校学区と近く、公立中学校なので通学区域に居住していれば受験なしで入学できます。教育レベルの高い都立日比谷高校への入学者が多く、私立中学校への受験と公立の第六中学校を選択できる誠之小学校は非常に人気。
文京区の中学校は「学校選択制度」ですので通学区域に居住していなくても第六中学校を希望することができます。ただし受け入れ可能人数を超えた場合は抽選ですので、確実に第六中学に行きたい場合はこの通学区域内に住むことがベスト。
しかし誠之小学校出身者の第六中学の令和4年の日比谷高校の合格者数は3名です。生徒数は288人。他の公立中学より高いようですが、そこまで合格者数が多いとは感じませんでした。また同じ文京区にある音羽中学は日比谷高校の合格者数は2名です。音羽中学の生徒数は315人。一名しか変わりません。私はそこまで差があるように感じませんでした。そこで誠之小学校坂ではなく、通学路に坂が少なく、塾がたくさんある窪町小学校を選びました。
まとめ
私立中学への進学率が高い文京区の小学校の中で人数の多い上位4校「3S1K」の中で窪町小学校を選んだ理由は中学受験に特化した有名塾がたくさんあり、好みの物件に出会えたこと、大きな公園があり住み心地が良さそう、誠之小学校と近くの第六中学への進学にそこまで魅力を感じなかったことが主な理由です。
皆様はどちらの小学区に住まれる予定ですか?
コメント